メキシコでOL、26歳

メキシコ北部モンテレイ市での日系企業現地採用社のメキシコ生活ブログ。食事処、買い物や遊び、生活情報など。メキシコ人を理解するための考察もします。国内旅行も時々。

1129: メキシコで春の豆料理。お豆な生活。

昨日に引き続き、

時間に余裕のある4月5月を3年ぶりに迎え

いつもは気付かなかったものが見えるのは

何も屋外だけではなく、

最近改めてスーパーマーケットが楽しい。

 

というのも、

山も湖も滝もゴルフ場などなど娯楽施設は

どこもかしこも4月頭あたりから当然休業。

レストランは市によってまちまちで

持ち帰りや宅配のみ請け負うところもあれば

店内で飲食ができるお店もまだまだあるけれど、

外食をして病気をもらって帰るのも嫌なので

プライベートの外出はメキシコでも

かなり自粛ムードでてんでご無沙汰。

なので文字通り家と会社の往復だけが

生活という生活の今時分、

そうなるとやっぱりたまの出かけ先ならば

週に3度は行っていたスーパーであっても

やっぱりあれもこれもが面白い。

 

加えて言えば働き始めてからこっち

春といえば一年で一番の、息つく間もない繁忙期。

朝から晩まで平日は働き、土日は休眠の繰り返し、

デリバリーばかりで料理もまともにはしないし

スーパーに行ったとしても定番の食材を買い

料理はサッと作れる作り慣れたものばっかり。

そうなると目と鼻の先にあっても

見落としていたものもあったみたい。

 

いつもだったら開きっぱなしの入り口から

各々巨大なカートを押して入って店内は満杯、

といった様相だったのだけれど、コロナ以降は

・入り口が一箇所に指定され

・カートを確保したら入り口の行列に並び

・係の人に熱を測ってもらい(遠隔の温度計)

・さらにカートと手の消毒をしてもらい

ようやく入場できるという徹底ぶり。

列を作ることがあまりないメキシコ人も

店舗側が床にスプレーやテープで間隔の目安を作り、

騒動初期のうちから習慣づけてくれたお陰で

ピザ屋でもスーパーでも銀行でも、

この頃はきちんと他人との間は1.5m以上空けて

そりゃあ見事にまっすぐ並んでいるのが普通に。

今までになかった整然とした町の風景に驚きと

意外と深刻に捉えてるんだなという気持ち半分

でもそれでもピザは買いに来るんだな

という気持ち半分。

日本の都会では土地が限られる分

他人と距離をおいて生活しろというのにも

なかなか限度があるかと思う中、

だだっ広いアメリカ大陸の地の利が生きている。

 

さて長い列を抜けたらお待ちかねの春のスーパー。

入店早々春らしくて嬉しいなと思ったのが、

4月に入った途端に生花店に並び始めたチューリップ。

それからマンゴーやメロン、桃にブドウの

夏ほどには熟れて強烈な南国感は感じさせない

出はじめの果物の爽やかな甘い香りで

野菜売り場が満たされていること。

今まで嗅いだことも見たこともない風景に

忙しい時には耳も目も鼻も塞がってるんだなと

家から徒歩5分のスーパーでも

初めての場所に来たような気分になる。

 

それから見つけて嬉しかったのが

春いちばんの味、そら豆。

もともとが地中海方面原産の植物だし

大豆や小豆など海外の豆類はあまり見かけない

メキシコで売っていると思わなかったので

嬉しさ余って彼氏が食べられるかも気にせず購入。

丸々としたフォルムに春の色黄緑色。

美味しそうで美味しそうで、

早く調理をしたくて手がうずく。

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メキシコでは割と見た目は似ているけれど

実は違う野菜、なんてこともあるので

恐る恐る剥いてみれば、

ふわふわのベッドにつるんとキレイな若緑。

あ、ちゃんとそら豆。

このまま食べたいほどの愛らしさ。

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さて肝心のメキシコ人による実食。

塩茹では独特の臭みゆえかあまり食べなかったけれど、

エビと合わせたかき揚げはほぼクセも消え

薄紅に緑の見た目の可愛らしさも相まってか

随分と箸が進み美味しい美味しいとなかなか好評。

よかった。

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メキシコ語ではHABA(アバ) と呼ばれるそら豆。

しかしまだまだ一般的でない分レジでいきなり

これなんて野菜?なんて聞かれる可能性が。

メキシコの野菜は基本的に量り売りなので

バラ売りの野菜には値札やタグが付いておらず

レジ係の人が記憶している該当番号を打ちこみ

登録するというのが今の一般的な方法。

なので見慣れない野菜がでてきた時には

手元の一覧から探すことになるのだけれど

ここで名前がわからないと探しようがないので、

商品を掲げて手当たり次第隣近所のレーンの人に

これ何て言うの?知ってる?と声をかけての

と侃侃諤諤の名前当てゲームが始まってしまう。

それはそれで楽しいのだけれど、少し恥ずかしい

アジア人のメキシコでの買い物あるある。

大根 RABANO ラバノ / NABO CHINO ナボチノ 

白菜 REPOLLO CHINO レポジョチノ

カブ NABO ナボ

ネギ PUERRO プエロ(ロは巻き舌)

梨 PERA CHINA ペラチナ

あたりは高頻度で尋ねられるので、

野菜の名前を覚えるのって

日本以上にスムーズな生活の為の必須事項。

 

 

それからこれも春らしいな、と

普段は手を伸ばさないスナップさやも購入。

どうせ通勤時間がなくなって

ゆったり料理もできるのだし

今のうちにレシピも増やしておきたいもの。

と思ったら、サヤが筋ばってて全然美味しくない。

おかしいなぁと思ってよく見たら

ああこれ、グリーンピースじゃないの。

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日本では粒状でしか見たことがなかったので

全く気がつかなかった。何だか感動。

しかしこれって

魚が切り身で泳いでると思っている子供達と

あんまり変わらない無知さ加減じゃないかしら。

こちらは気を取り直して豆ご飯に。

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早く食べたかったので

昆布茶を水に溶いて一緒に炊いただけ。

それでもほのかな昆布の風味に

グリーンピースの甘やかさ。

米の生成りと豆の緑がとても春らしくて可愛い。

 

 

できることが限られるいる分、

変わらない生活の中でどんどんと変わっていく季節が

今の一番の生活の指標。

新緑の色に溢れた食卓が嬉しい。