メキシコでOL、26歳

メキシコ北部モンテレイ市での日系企業現地採用社のメキシコ生活ブログ。食事処、買い物や遊び、生活情報など。メキシコ人を理解するための考察もします。国内旅行も時々。

1027: 小麦の都。トレオン名物料理①

 

1週間も待たずにまたトレオン市へとんぼ返り。

何もないと言われがちな北メキシコの中でも

どちらかといえば地味な部類のコアウイラ州

どの町からも車で3、4時間かかるトレオンは

何かと言えば田舎町だと侮られがちだけれど

よく観察してみるととても大事なメキシコの

北の文化の交流点だということがわかる。

前回は芸術の話だったので、

今回は得意な食について。

 

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地理的に北東部のヌエボレオン州と

北西部のチワワ州の丁度中間に位置するこの町は

北部の肉食文化を軸にしながらも

街中で山の民俗タラウマラの人々を見かけたり、

食でもチワワの山岳地帯からの

乳製品の文化が流れ込んでいる。

それに加えて独自に発達したのが小麦文化。

北の乾燥地帯は全体的にトウモロコシ粉と

小麦粉との二刀流の文化圏だけれども、

トレオンはその中でも突出して小麦寄り。

行ったら必ず食べろと言われる食事にも

小麦は絶対に欠かせない。

今日はそのうち3種をご紹介。


・厚焼きタコス:ゴルディタ Gordita

分厚く焼いたトルティジャ生地を開き 中におかずを詰めたこの料理。 

要領はピタパンと同じ。

他の土地での主流はしっとりトウモロコシ皮でも

この町では小麦の皮のパリパリ食感。

ゴルディタデコセドールGordita de Cocedor

と呼ばれる炭火焼のものが中でも大変美味しい。

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・腸料理: トリピータス Tripitas

たっぷりの油で揚げたもちもちの腸の料理も

大々的ではないながら多くの地元民に

根強く支持される地元の美味。

近隣在住の私は食文化が似ているので

ほとんど違いがわからないけれど、

他の地域ではあまりない食べ方なのだとか。

牛だか豚がか食道なのかなんなのか

誰も良くわかっていないけれど気にしない。

一度下茹でしたものをサラダ油、

あるいはより旨味を出すためにラードと塩で

グツグツと煮るように揚げただけのものを

小麦のタコスで挟んで食べるのが絶品。

自宅で揚げる際にはかなり油が爆発するので

深めの鍋に軽くフタをしての調理をおすすめ。

でないと私のように台所中油塗れに。

爆竹くらいの音と勢いで爆ぜる中

うかつに火を消しにも近づけない調理は恐怖。

軽くあげればふわふわもちもち、

よくあげればかりかりもっちり。

写真は目を離したすきにカリカリになったもの。

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これだけでもビールの最高のつまみになるし、

トマトで煮ても美味しい天からの贈り物。


・パイ皮: カンペチャーナ Campechana

モンテレイのお店でも売っているのだけれど

トレオンへの道すがら国道で手売っている時だけ

美味しそうに見えてしまう不思議なお菓子。

20~25枚程度で30ペソ。

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見て分かる通りただ甘いぱりぱりのパイの皮。

なので美味しくないはずがない。

街に居ると華美なものを選びがちだけれど

引き算の美味しさも病みつきになる。

カンペチャーナ以外にも

道路で話しかけてくる物売りの人ってしつこいし

もの乞いかと思い身構えてしまうことあるけれど、

果物やお菓子は店舗よりも美味しいものが

結構隠れていることもあるので

時たま運試しに買ってみたくなってしまう。

 

小麦の話は明日に続く。