メキシコでOL、26歳

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世界第2の巨大間欠泉・ブファドーラヘ! ティファナ旅行記2019④

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本日のお品書きはこちら

 

 

 

高速バスでエンセナダEnsenadaに行こう!

本日はティファナから沿岸を南に1時間半、

小さな港町エンセナダ市が観光の目的地。

早朝の高速バスで出発予定だったため

普段は寝起きが悪い大魔王の私でも

お酒をたらふく飲んだ次の日ばかりは

ばかにしゃっきりと目がさめる。

 

代わりにぶくぶくにむくんだ顔と体を引きずって

本日は早朝7時、街の北端のバスターミナル

Centro Autobus ABC la Lineaへ向かう。

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ここはティファナの中心街に2箇所ある

ABC社の高速バス乗り場の小さい方。

こちらの方が観光地から10分ほどとより近い。

発車10分前到着でもさすが地元の小さなバス停

特に問題なく乗車券を購入。

1人210ペソ。1200円ほど。

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モンテレイなどの大きなバスターミナルだと

高速バスは15分以上前までの購入、

だなんてルールが時たまあるのでご注意を。

ここはおそらく夏の観光シーズンでもなければ

早朝の客の入りはかなりガラガラのよう。

ちなみにこれがこのバス停からの

2019年末時点の時刻表。

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左側がティファナからの出発時刻、

右側がティファナ行きの出発時刻。

もう一つのバス停発着だともう少し本数がある。

Central de Autobuses de Tijuanaという停留所。

所在地は以下のGoogle Mapsの通りで少し郊外。

https://goo.gl/maps/qoNP1Pn6d1cff5p98

 

さて予定時刻を少し過ぎてから到着したバスは

蟻の触覚のようなライトが生えた大型バスで

非常にチャーミングなフォルム。

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安い料金にもかかわらず座席は広くふかふか、

メキシコ人の豊満な体型にこの時ばかりは感謝。

フットレストもあるのでまさに快適尽くし。

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昨夜の帰宅が遅かったのもあって道中は

寝て体力回復に当てよう思っていたのだけれど、

出発してすぐに飛び込んできた光景のおかげで

うかうか寝ているわけにもいかない。

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目の前に延々と見上げる高さのオレンジ色の柵。

これがかの有名な国境の壁。

メキシコ側の一列とアメリカ側の一列で

二重構造になっているように見える。

その間の何十mかが遠くから道のように見えて、

うねうねとした山の起伏の中では

万里の長城を思い出す形状。

 

10分も走り海岸線で壁が途切れたと思ったら

今度は朝の濃い群青色の太平洋が

視界いっぱいを占領する。

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雨の予報はどこに行ってしまったのか

晴天の日の下の海面はキラキラと眩しく、

普段山に囲まれてばかりの私たちは

この光景だけで心が大きく飛び上がる。

途中のリゾート地Rosarito市まで海沿いに

やしの木と軒を連ねる家々はどれもかなり大きく、

三角屋根からアメリカ人の持ち物だと伺える。

 

ずっと同じと言えば同じ海を横目にバスは爆走。

途中地図とにらめっこをしていたら

SALSIPUEDES湾

という名前を発見して大笑い。

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直訳すれば「出れるもんなら出てみろ湾」。

おそらく太平洋に面した外海の波の高さから

船を出しにくいスポット故の名付けだろうけれど

そのあまりのも実直なセンスに脱帽。

 

7時半に出発たバスは8時45分には目的地へ到着。

聞いていた所要時間よりだいぶ早いが

この国でこれを気にしていたらきりがない。

命つきで目的地に着けたのならそれでいいのだ。

 

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話に小さな街だとは聞いていたけれど、

彼氏の実家のある農村に慣れた私からしても

観光地から外れた地区はとにかくど田舎の風景。

だだっ広さ、もののなさ、道の悪さ!

とっても好奇心をそそられる街並み。

 

ブファドーラにもバスで行こう!

なのだけれど、観光はひとまず置いておいて

実はこの日のメインの観光はここではなく

ここよりもっと南の岬。

事前にツアーやタクシーを確認したものの

あまり良さそうなものが見つからなかったので

道を歩いていたおじいちゃんへの聞き込みの結果

路線バスを乗り継いで行くことに。

車で45分ほどの道のりとのことだけれど

バスだと途中で乗りついで2本で着けるらしい。

15分に1本のバスで先ず目指すは中継地点

マネアデロスManeaderos。

1人14ペソで明日にでも廃車になりそうな

おそろしいガタガタ具合のバスに飛びのる。

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外見はまさに思い描いていたアメリカの古いバス、

といった様相でとっても可愛い!

内部に英語表記も見かけたので

実際に払い下げなのかな。

お尻の飛び跳ねるような道を30分ほど頑張り、

停車ベルが効かないので

「バハンBAJAN!」

と叫んでスーパーCalimaxで降ろしてもらう。

ここが乗り換え地点。

大きなお店なのですぐにわかる。

タイミングよく目的地行きが来たので

次のバスにも飛び乗る。

今度は1人18ペソでここからは本当の田舎道。

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モンテレイの南部を思い出すような

なだらかな山並みの下農家とビニールハウス

それだけが並ぶ道を10分も走っていると

突然目の前に青い風景が開ける。

狭い入り江のために対岸が近く、

一瞬湖かと錯覚したけれど、海だ。

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ブファドーラ間欠泉と買い物小道

ティファナからは2時間程のこの小さな岬。

ここにあるラブファドーラLa Bufadoraとは

ハワイにあるものに次いで世界で二番目に大きな

熱水噴射口、つまりは海洋間欠泉なのだそうで、

世界的にもとっても珍しい観光スポット。

間欠泉というと蒸気が吹き出る地面の割れ目、

なんて曖昧なテレビで知っただけの知識の私は

どうしても本物が見たくなり、

彼氏の大賛成もあって今回足を伸ばしたわけ。

 

岬のウェルカムゲートをくぐってバスは停車。

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観光バスや一般車両もここまでのよう。

ここから先実際に間欠泉の覗ける位置までは

500m人生で目にしたことがないくらいぎっしりと

おみやげ屋さんばかりが並ぶ賑やかな一本道。

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これを最初に見ていたらきりがないので

見て回るのは最後にしようねと誓い合い

覚悟を決めて踏み出したのに、

一軒目のドリンクスタンドで「美味しいから!」

の推しに負け、試飲をしてしまったが最後

いきなりパイナプル丸々一個を容器代わりにした

巨大なピニャコラーダをお買い上げ。

こんなにモリモリで100ペソなり。

このお店【The Blind Man】では

テキーラではなくラム酒を使っているらしく

味も風味も濃厚。確かに美味しい。

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また帰りにもう一杯入れてあげるからね~

とニコニコのおじさんに手を振られながら

今度こそ決意を固くした私たちは

200m先で海鮮の炭焼きの誘惑に勝てず

あっという間に腰を下ろしてしまうのであった。

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大きさアサリのような二枚貝とたっぷりのエビ、

玉ねぎ、パクチー、そしてチーズがどろり。

これにハバネロソースをかける幸せと言ったら。

貝1つ分で150ペソ。

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目の前に広がる真っ青でキラキラの海、

いたるところにいるマリアチおじさんの歌声、

暑い日差しに焼きたての海の幸の美味しさ。

 

路面販売は香りもさながら

一旦店が途切れる位置にあるので

通り掛かりにすぐにわかるはず。

goo.gl

さて、早く着いた余裕もあって

なんだ思っていたほど混んでないじゃない

と思っていたら舌鼓を打っている間に

どんどんと見えなくなる海原。

11時を前にして団体さんが到着ちゃったみたい。

振り返れば今来た道はは原宿竹下通りの様相で

行く先、間欠泉の前も黒山の人だかり。

しまった。後手後手。

 

とはいえ今回スケジュールも厳しくない旅なので

目が痛いほど輝く海を眺めて待機。

岩場にはカモメが多くて面白い。

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ツアーで来ると滞在時間が短いことが多く

混雑や潮の調子で噴水が見れないこともある

と聞くので、ぶっつけ本番でも

路線バスの旅をして良かったなと思う。

人々の歓声を耳にしながら待つこと20分ほど、

ついに奥の方のかぶりつきが空いたので進み出る。

手前側からも覗いている人だかりがあるけれど

間欠泉自体が少し内側にあるので、

ほぼ真上から身を乗り出さないと海面までは見えない。

どうせ並ぶならできるだけ奥を狙うのがおすすめ。

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海がこう見える位置が完璧。

真下に噴射口がある。

 

並んでいる時から思っていたけれど

この場所なんだかごろごろ、ごろごろと

低いい地響きのような重い音が鳴ってやまない。

実際に海面を見てみるとその答えがよくわかる。

音に合わせて水面がズルズルと動いてゆく。

原理はよく知らないけれど、

きっと海底で大きな力がうごめいているんだと

わくわくさせるような体に響く音。

それが時折フシューっという音に合わせて1、2m

水しぶきが真上に上がる。これが噂の噴水ね。

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派手ではないけれど心地よい音と振動、

飽きることのない波間の変化に見とれてしまう。

と、突然明らかに波の動きが異様になる。

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海中に水が引き込まれるように

まるで極小の鳴門の渦潮のうねりがいくつも現れ

水面に大きな泡の塊が不自然に集まり始める。

地響きも一瞬ごとに強くなる。

なんだなんだと思ったら、

バシュッとすごい音をさせて

次の瞬間には目の前が飛沫て真っ白。

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崖の上から海面を見つめている私たちが

仰ぎ見る高さまで優に30mは超える大噴射。

こんなのもう一同大歓声。

自然現象を見てこんなに嬉しいことあったかな

というくらい大人げないほどの大興奮。

信じられない、ありえない、こんなの面白すぎる

彼と手と手をとって歓喜歓喜

あっという間に思えたけれど、もしかしたら

かなり長い間そんな不思議な光景に

かじりついていたのかもしれない。

早く見たいとぐずる小さい子供の声を聞いて

ふと我に替えり大人は退散する。

 

 

展望台でのんびり昼食。レストラン【Blanquita】

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Ensenadaサインを通り過ぎ

マヤの戦士のコスプレゾーンを横切り、

戻る道すがらにはモンテレイではなかなか見ない

民芸品にキョロキョロと忙しい。

布製品から木工、タラベラ焼きと

ここには一通りのメキシコ民芸が揃ってる。

行きがけに寄った炭焼きの脇の階段を上ると

何も遮ることなく海が一望できる展望台へ。

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かなりの高さなのに柵などはないのでご注意。

向こうに島も何も見えない。太平洋は広い。

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ここも奥の方まで行くと間欠泉と崖から突き出た

人々の熱心な頭を覗き見ることができる。

混雑が苦手ならここからでもいいかもしれない。

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早朝から動いていたためか

ここらで空腹が限界になったので

そのまま降り掛けにレストランBlanquitaの展望席へ。

息の炭焼きと同じお店。

簡単なプラスチックの机と椅子でも

この景色を前にするとなんだか特別なように感じる。

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席に着いたら早々にトトポのセットのお出まし。

海鮮のタコスといえばサラダ。

一緒に出てきた山盛たっぷりの野菜はそのため。

バハカリフォルニア名物

白身魚のフライのタコスは特に

山盛りにキャベツやトマトをのせてから

マヨネーズをかけて食べるのが大好き。

南のロスカボスで教えてもらったこの土地の食べ方。

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それから今回の旅の目玉の一つがこれ!

生牡蠣!

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エンセナダといえば生牡蠣!

おいしそ~美味しかった~!

メキシコ流はライムを絞っただけでつるり。

日本ではほとんど食べたいと思わなかったのに

海から極端に離れて暮らすとなんでも恋しくなる。

アメリカ大陸の牡蠣は当たりにくいというし、

エビと幾つかの貝類のアレルギーがある私は

いつか食べられなくなる日のために

今日たっぷりと食べておく。

内陸生まれ山間部育ちの彼氏は初のオイスター

もともと魚介は好きなので悪くはないと言いつつ

結構強烈な味だねと1つつまんで

今回の挑戦は終了。

 

それからも景色やお店をゆっくり見ながら歩いて、

ここでも偽シマウマを発見して、

40分に一本の路線バスを捕まえて再び

Maneaderoを経由し帰路へつく。

目玉の間欠泉一本のこの小さな観光地を

たっぷり5時間飽きもせずに楽しめてしまった。

人は自然に魅せられる。生を感じる土地だった。

 

いつの日かもし子供を持つ日が来たのならば

これは絶対に見せに来なければいけない経験だ

と私は心底感じた。

 

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