メキシコでOL、26歳

メキシコ北部モンテレイ市での日系企業現地採用社のメキシコ生活ブログ。食事処、買い物や遊び、生活情報など。メキシコ人を理解するための考察もします。国内旅行も時々。

day 970: 食欲の晩秋とクルミの罠。

我が社の20代ボーイズたちは友達のように仲がよい。
サッカー、飲みに、果てはストリップに行こうと

しょっちゅうにぎやかに計画を立ては
実行に移されるのは6割程度なのは実にメキシコ流。
あるいは途中で面倒くさくなると我が家に集まることも多い。
会社から一番遠いし、全員の家の中間地点でもないのに。 何故なのか。
今日も野球場に行く予定だったのだけれど、
結局その後のサッカーの試合も見たいからということで急遽襲来。
家に人が来るのが全然いやじゃないからいいのだけれどね。
むしろ人が来るときでもないと片付けをしないので助かっている。
(但しパグ丸は家に入れなくなるので不満顔)

 

ところで日本人はアテを用意してお酒を飲むことが多いし
スペインでも当たり前に小皿料理が用意されていたので
どの国にもそんなものだと思っていた私。
5, 6人も来る時のおつまみは何を造ればいいのかなぁ

と最初は頭をひねっていたのだけれど、
同僚に何にも用意しなくていいよといわれた言葉通り、
メキシコ人は結構おつまみ無しでぐいぐいビールだけを飲んだりする。

(彼らが本当に一番好きな肴はバーベキュー)

 

そんなメキシコ人と家で飲む時に強いて何かを用意するのなら
・ポップコーン(電子レンジで作るやつならなおよし)
・トトポ(切って揚げたトルティージャ)と辛いソース
・ポテトチップス
・塩系あるいは辛い豆菓子
ビール文化圏ではこのあたりを用意しておけばまず文句は出ない。
ただし絶対に欠かしちゃあいけないのがSalsa Botanera、
スナック用のかなり辛味の少ないソース。
これを味わわずしてメキシコの庶民食は語れない。

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日本人でも大半の人が食べられる程度の辛さで、
どちらかといえば酸味の方が強いのが特徴のサルサ
とにかくこれをやたら滅多らかけるので、

メキシコ人が家に来ることが多いのなら
一本は常備をしておくと喜ばれるかも 。
これが一本丸々おまけについたチップスも売っている ので
我が家では常に3,4本が冷蔵庫を占領している。

 

加えて今日は同僚が出入りの業者さんから
こんなに沢山の胡桃を頂いたそうなので早速テーブルに並ぶ。

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食材ほど人から戴いて嬉しいものはない。
ましてそれが季節の地のものなら尚更。
つやつやで大きく肉厚、ずっしりと重い。
見た目からして美味しいですよと主張している。
早速そのまま頂いてみれば、

噛んだ端からじわっと滲み出す油分のジューシーさと
同時に甘味と風味が口内にとても広がる。

それから収穫したてのみずみずしさも感じる。
気づいたら味見だけで一握り食べてしまっているほど、

きっと今が最高に美味しい時期なんだなと感じる。
そのままでもとびきり美味しい上等な胡桃。

 

だと思っていたのだけれど、調べてみたら
NUEZ(ヌエス)つまりは胡桃と呼ばれているけれど、
厳密に言えばアメリカ大陸で主流のこの木の実は
どうやら同じクルミ科でもピーカンナッツだそう。
通りでくるみ独特の渋みやえぐみがなくて食べやすいわけだ。
油分もヨーロッパの胡桃よりも豊富みたい。

 

見た目もいわゆる硬くてしわくちゃの胡桃とは違って
大きさは同じ位でもピーカンはつるつるのラグビーボール型。
よく公園やゴルフ場に生えているものは拾ってその場で割って食べれるくらいに殻は薄め。

モンテレイでも道に自生していたり するけれど
国内の一大産地は北メキシコの乾燥地帯。
チワワでは州都をでて北西側の国道沿いには延々と
整然と植樹されたピーカンナッツの木NOGALARノガラルが並んでいて、
モニュメントも作られる程大切な産業のひとつ。

 

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ピーカン林に、
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植樹されたベイビーピーカン、

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ちょっと中身の覗いたナッツの像。

(写真は今年5月)


国道でもよく行商の人がちょっとお安く売っている。
高級品というほどではないけれど、 安くもないので食べ物の中では贅沢品。
特に今回のは普段スーパーで買うようなものより

ずっとずっと美味しいので
しばらくは胡桃、もといピーカンメニューを満喫できるのが嬉しい。


というわけで一もニもなく先ずは砂糖がけを作っておく。

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メキシコの黒砂糖PIRONCILLOピロンシージョを今回は使用。
スーパーでは主に円柱型で果物売り場に売っていて、
外国人なら誰もが一度は何だこれはと首をかしげさせられる代物。
しかし使う度に削ったり溶かしたりが面倒なので
私は粉末状のものを愛用中。味は変わりないように思う。
日本の黒砂糖と同じサトウキビ由来でもう少しあっさりしているのだけれど
それでもこっくりとした奥行きのある甘みと独特の雑味は健在。
黒糖から味の主張やえぐさを抜いたようなものなので
砂糖の濃さの度合いでいうと黒糖とキビ糖の中間地点かな。
出来上がりはこんな感じ。

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日本では節分の夜に余った大豆と三温糖出でよく作っていたけれど
この組み合わせもとてつもなく美味しいな。
日本から帰国して以来緑茶に和菓子のおやつに傾倒していたけれど
これは緑茶も紅茶もコーヒーもいける優等生の予感。

 

毎日の楽しみがまたひとつ増えた。

秋もメキシコ生活。