メキシコでOL、26歳

日系企業現地採用の日本人女がメキシコはモンテレイをいかに楽しく生き抜くかを追求するブログ。食事処、買い物や遊び、生活情報など。メキシコ人を理解するための考察もします。国内旅行も時々。

day 666: 春のとうもろこし祭り。

2月4日の月曜日は憲法記念日だったので

メキシコでは3連休の少し特別な週末。

 

と言うのも、2月2日はCANDELARIAの日

日本語で言えば奉献の祝日。

カトリック教会の生後40日のイエス

エルサレムの神殿で初めて神に捧げられた、

また産後のマリアの不浄が清められた

その日を祝うお祭り。

メキシコではとうもろこし粉を練り、

葉で巻いて蒸したTAMALと言う料理を

この日に集まって食べるのが慣わし。

 

エスを世のともし火になぞらえたことと、

この日の守護聖人の通り名から

CANDELARIA(ろうそくの日)

と呼ばれるこの日をもって

12月8日の無原罪の御宿りから始まり

25日のクリスマス、1月6日の三賢人の日

と続いたクリスマス期間が正式に終了。

しかしこの祝日、

日本ではもちろん同じくカトリックが大多数の

スペインでも大体的には祝わなかった気が。

それにカトリックのお祭りなのに

メキシコ料理を食すちぐはぐさも気になるところ。 

 

というのも、ここがメキシコの多文化感。

マヤのカレンダーでは2月12日は

太陽の誕生(現われ)の日と呼ばれる

種まきの季節の始まりの大切な日。

TLALOCやCHACHIUHTLICUE、

QUETZALCOATLといった神々に

この日様々な儀式が捧げられていた。

 

その際の供物の中でも重要なのが、

とうもろこしで出来た食べ物。

メキシコの特に南の地域では主食であること、

またマヤの神話・伝承を綴ったPOPOL VUHには

人は神々によりとうもろこしから作られた、

と記されているほど 大事なこの穀物

それだけに捧げ者としての地位も高く、

TAMALももちろんこの内のひとつ。

 

そんな文化に目をつけたのが、

新大陸に到着したヨーロッパからの宣教師たち。

キリスト教の布教のために彼らは

この二つの火(灯/陽)にまつわる習慣を

混ぜて根付かせてしまおうと画策。

これが功を奏し名前はカトリック

内情はマヤな実にメキシコらしい混在した習慣が

今の今まで残っているとか。

 

ともあれ簡単に行ってしまえば立春の日。

地理的な違いや気候の違いが多少有るものの

2月4日~19日頃までのこの期間に

太陽の誕生の日(12日)はすっぽり入っている。

こんなに離れていても、春は一斉に来るのね。

自然信仰、いいなぁ。

キリスト教のように自然を人間社会に合わせず

人々が自然に寄り添い、読み取り、

より良く生かしてもらうために知恵を絞る。

そうすると遠く離れた場所で暮らす人々が

結果的に同じリズムで生きることになる面白さ。

日本で大豆を食べている間に、

こちら側の食卓にはとうもろこしが並ぶ。

これこそが自然な生き方だよな、と私は思う。

彼らの生き方、本当しびれる。

 

というわけで、会社でも一日はやく

2月1日にみんなでTAMALを頂きました。

伝統的に1月6日の東方の三博士の日に食べる

ROSCA DE REYESのパン

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で人形が当たった人が

この日のTAMAL の担当になる仕組み。

(パンの中に人形が隠れている)

今年は会社で同僚が、家では私が大当たり。

但し作ってくるのは大変なので

当たった人たちでお金を出し合い購入。

豆、チーズ、鶏、豚味。今年は鶏と豚を。

とうもろこしの癖が昔は苦手だったけれど

今となっては不思議とこれが美味しい。

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ところで2月2日も折角なのでもろこしを食べる。

以前の通勤路にあり色々な人からお勧めされ

ずっと行きたいと思っていたレストラン

CATRINAS CHILAQUILESへ。

SAN NICOLAS市のCORDILLERA DE LOS ANDES沿い

真っ青な外観が人目を引く小さなレストラン。

南では一般的な三角形のトルティージャを揚げ、

サルサやお肉、豆などを山盛りにした料理CHILAQUILES

モンテレイでは数少ないその専門店。

すこぶる評判が良く、休日は大抵行列。

この日も10時の到着で既にこのリストの長さ。

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しかし立春を迎えたからかまさに春の陽気で、

思ったより早い30分の待ち時間も苦にならず。

お店は2階建て。内装はカラフルドクロの

びっくりするほどメキシカン。

テーブルセットも可愛い。

小さい店内なので割とひしめき合っており

マリンバの生演奏もあいまって活気溢れる。

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サイドメニューもあるものの、基本はチラキレス。

サルサ、辛さ、トッピングが選べる。

チーズ、豆、玉ねぎはデフォルトでついてくる。

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私はsalsa verde中辛にarrachera(ハラミ肉)、

アボカドをトッピング。

5分ほどで南部では良く見るアルミのお皿で

とっても美味しそうなchilaquilesが登場。

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サルサが少しすっぱくて好みとは違ったけれど

それでも十分に美味しい。

中辛は日本人でも問題ないレベル。

インゲン豆が黒いのも南らしくて良い雰囲気。

付け合せのパンも焼き立てを山盛り、

オレンジジュースもとても良い味。

流石人気店、色々な組み合わせを試しに

また来たくなる味。

 

メキシコの食卓にしては珍しく

みんなもくもくと手を動かしぺろりと完食。

なるほど、どおりであれだけ並んでいたのに

すぐに通してもらえたわけだ。

少なく見えて1皿で満腹満腹。

これはとってもいいお店を発見。

 

食後の腹ごなしには通りを一本隔てた

LAS ALBOREDAS公園をお散歩。

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メキシコで初めての家がこの通り。

こちらはCANDELARIAにあわせて

グルメフェスティバルを開催中。

地区ごとに様々なメキシコ料理をだしている様で

かなりそそられたもののお腹との相談の結果

来年を待つことに。

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なんて有意義な休日。

そんな夢にまで見た麗らかな春の訪れ。